追い続けられる幸せ

シンガーソングライターのKeishi Tanakaはソロになって10年。つまりわたしも追いかけて10年。バンド・Riddim Saunter時代も含めれば、好きでいる期間はもちろんそれ以上ではあるのだが、あの頃は追いかけていたとは言い難い。

もはや生活の一部なので、何を取っても結びつけてしまうのは、推しがいる人なら理解してもらえる心理と思う。この10年で彼の声を聴かなかった日はどのくらいあるんだろうか。日常の風景に、メロディや歌詞、思い出を重ねない日の方がきっと少ない。

10年の中に自分目線のドラマはたくさんあって、大袈裟でもなんでもなく、けーしくんに出逢っていなかったら違う人生だっただろうなと思う。あれほどの社畜が、今みたいに遠征を理由に旅する人になっていたのか、実に怪しい(有休取って遊びにいくなんて!とか思ってた)。少なくとも10年前の自分は過去最も不健康、体調不良がデフォルトで異常な頭痛にも悩まされていたけれど、ここ1年くらいは過去最も健康的。

昨年2022年3月26日にワンマンライブがあり、それから1年が過ぎた。本当は10周年に合わせてこのブログを始めたいと思ったりもしていたのだけど、できなかったな。なんとなく。でもその代わりにこの1年は、とても久しぶりに、頭を休めてライブと旅だけを楽しむことができた。仕事絡みとコロナ禍で少し疲れていた心を、時間をかけてリセットしていたように思う。あちこちで10年を振り返るようなライブがあり、可能な限り足を運んだ1年だった。それを理由にして、めちゃくちゃリフレッシュした。その遠征旅の写真もたくさんあるから、少しずつでも振り返りたいところ。

別記事のChase Afterレコ発ファイナル東京の記事を下書きにしたままこれを書いているけれど、迷いなく追い続けられるというのは、とてつもなく幸せなことと思う。そのおかげで得られたものは計り知れないし、彼の音楽を好きでいる自分が1番自分らしくいられて、何よりそれが追い続けられる理由なのかもしれない。彼の音楽に恥じない自分でありたいと思う。

いつだって何かを始める原動力で、篭りがちな私が外に足を踏み出す理由。